収集癖で収拾つきません

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陸奥A子×少女ふろく展に行ってきました

先日、小雨降る中「陸奥A子×少女ふろく展」に母と行ってきた。

根津には何回か行ったことはあるものの、弥生美術館は初めて。

東大の目の前に佇む、思ったよりこじんまりとした建物だった。

 

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陸奥A子×少女ふろく展~DOKIDOKI『りぼん』おとめチック❤ワールド!~

陸奥A子×少女ふろく展

 1970年代半ばから80年代にかけて、少女雑誌『りぼん』で活躍していた漫画家・陸奥A子は、恋や友情に悩む、読者と等身大の少女像を描いて人気を博しました。陸奥の作風は“おとめチック”マンガとも呼ばれ、アイビー・ルックや背の高い優しい男の子は、少女たちの憧れを誘いました。さらに陸奥のイラストによる“ふろく”も熱烈に支持されました。
 本展では陸奥の『りぼん』から『YOU』までの貴重な初公開原画やふろくを多数展示し、併せて少女雑誌のふろくの変遷を約300点の史料によってたどります。

 

 

私がりぼんを読んでいた頃にはすでに陸奥A子さんの連載はなかったのだけど、母親がとても好きで単行本のほとんどが家にあったように思う。

うちは父を除くみんなが漫画大好きなので、誰かが買ってきた漫画は家族全員で回し読み。

あまりに読みすぎて、ボロボロになっていたなぁ。

カラーの絵を初めて見て

 今まで単行本の白黒でしか見たことがなかったので、カラー原稿を見られて感動!

とても繊細で可愛かった!

初期からだんだん絵柄も話の内容も変化していく様子が見られたのも良かった。

というのも、私は初期より中期(というのかな?)のあたりが特に好きで、子供心にあのほわわんとしたおしゃれな感じと、高校生同士の恋愛や不思議なストーリーにとても惹かれた。

流れ星パラダイス 」「ため息の行方」「天使も夢みるローソク夜」のあたりでしょうか。

逆にりぼん連載ではなくなってからは大人のストーリーになってきて、ちょっと寂しさを覚えた記憶がある。

大人のストーリーは、結婚を絡めた話が多く、当然テーマも重い。

それが子供にはあまりにも非現実的で、気軽に見られなくなってしまったのかもしれない。

今ならその辺の事情がわかりすぎて、逆に胸が痛くなるかも。

"少女漫画家"はずっと"少女漫画家"ではいられない

当時りぼんで連載していた作家さんは、みんな作風が変わっていくのは無理もないことだと思う。

(だからこそ、りぼんのままで引退してしまった岡田あーみん氏は伝説なのだ。)

でも少年漫画家が永遠に少年漫画を描けるのは、男性は大人になっても少年ジャンプを買う習性がある人が多いからかも。

逆に大人の女性で毎月りぼんを買う人は珍しいんじゃないだろうか?

今の小学生女子の漫画を、同じ目線で楽しめないような気がする。

その世代の子供がいるママなら、便乗して読んでいるだろうな~。

ふろくは見ているだけでテンション上がる

 同時に歴代のふろくも展示されていた。

トランプとかノートとか…

今もふろくは付いているのかな?

なぜか「なかよし」のキャラのふろくが混ざっていたのが気になった…。

ちなみにあさぎり夕も好きだった私は、りぼんとなかよしの両刀使いだった。

 

というわけで、「陸奥A子×少女ふろく展」大変楽しめる内容でした。

見終わった後、併設されているカフェでカレーを食べて、谷根千散策して帰ってきたけど、未だに"猫の町"と言われる谷中で猫を見たことがない…

 

 12月25日(金)までということなので、ご興味のある方はぜひ~。